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コンサルを辞めたい方へ:年収を落とさず、ワークライフバランスも保てる仕事の見つけ方

 現在コンサルをされている方は、高い年収と仕事の達成感に満足している一方、本当はこんな大変な仕事を辞めたい!と思っている方も多いではないでしょうか。筆者自身は新卒でコンサル業界に入り、大手総合系ファームで5年間勤めましたので、その葛藤がよくわかります。

 そろそろコンサルを卒業したいという方に向けて、筆者はこの文章を通して、コンサルを無理に続ける必要はありません!「年収UP & ワークライフバランス改善 & やり甲斐向上」を全部手に入れる転職があります!ということを言いたいです。

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コンサルを辞めたくなる理由

長時間労働・ワークライフバランスが悪い

  • 徹夜当たり前の働き方に体がついていけない
  • 休日も家で作業しなければいけず、恋人・家族との時間が取れない

悪いんだけどさ、明日までに提案資料のドラフト作っておいてくれない?参考資料は後で送っておくから」とか、「(金曜夜に)2週間であのクライアントの業務分析やってもらうことになったから、月曜までにドラフトよろしくね」とか、ムチャな仕事の振り方をされます。
仕事が空いたときは20時ぐらいに帰れることもあったりしたのですが、基本的には終電、少し忙しくなってくると2時にタクシー帰りということもざらでした。女性だろうが新婚ほやほやだろうが、お構いなしです。

「プライベートも大事!」という考えを持っている人には、正直お勧めしません。平日は仕事に全て捧げるつもりでないと、やっていられないでしょう。

引用元:【新入社員向け】新卒コンサルタント1年目が味わった3つの苦悩 https://gaishishukatsu.com/archives/33950

ストレスが高い

  • 上司の要求レベルが高すぎて、ストレスで心身不調になってしまう
  • 周りが優秀で、他人と比較して落ち込んでしまう

「全然できてないじゃないか!」と。ダメだしされ続け、どうすればいいのかわからず、一人で悶々としながら、朝を迎え……という日々を送っていました。

それで、ある日会社でカップラーメンを食べようとしたんですが、なぜかカップラーメンの作り方がわからないんです(笑)。そして気づいたら涙が出てきていました。「自分はどうなってしまったのだろう」と不安になりました。

引用元: 第1回前編 33歳男性コンサルタント http://www.poplarbeech.com/yu-utsu/007196.html

将来のキャリアへの不安

  • 希望のプロジェクトにアサインされず、思い描いているキャリアを積めない
  • プロジェクトが忙しくて、専門性向上のための勉強時間がが取れない

コンサルティング会社へ寄せられる企業からの相談は多岐にわたり、同じ業界でも抱える問題は違います。多分野にわたる相談をこなすうちに、『何でもできる人』にはなって行きますが、結局『何が得意ですか?』という問いには答えにくい人材になりがちです。
 
ひとむかし前であれば、ゼネラリストと呼ばれる『何でも屋』がコンサルタントとして仕事をする上での強みであった時代もありましたが、今は専門性を強みにしたスペシャリストの時代です。

引用元: https://tenshokuagent-pro.com/columns/296/

 上記のようなことを日々悩み、本当に忙しいときや辛いとき、今すぐにでも辞めたい!という衝動に駆られる瞬間も多々ありました。

コンサルを辞めたいが、辞められない理由

 とはいえ、筆者はそれでもコンサルを5年間も続いたのは、コンサルであるがゆえのメリットが確かにたくさんあったからです。

  • 同年代と比較して、高い年収を得ている
  • 優秀な人が多いので、一緒に働くだけで勉強になることが多い
  • 困難な場面を乗り越えて、プロジェクトが無事完遂できた時の達成感が最高
  • 時代の流行りのテーマと関わる仕事をするチャンスが多く、自身の市場価値向上に有利

などなど。

 デメリットを考えると辞めたいけど、メリットに目を向けると辞められず… ワークばかりでライフのないコンサル生活を続けていました。「ストレスの少ない仕事と人間らしい生活を手に入れるために、年収を下げて、やり甲斐が薄い仕事で我慢しなければならない」。筆者が長い間そう思っていましたし、同じ考えの人がまわりにとっても多かったです。

 しかし、それはとんでもない間違いです。「年収UP & ワークライフバランス改善 & やり甲斐向上」を全部一気に手に入れる転職は間違いなくあります。

辞めても大丈夫!コンサル経験者には選択肢はたくさんある

 筆者は昨年後半に外資系メーカーに転職し、ラッキーなことに、「年収・ワークライフバランス・やり甲斐」の全てがコンサル時代より改善できました。筆者はコンサル会社にいた頃、決して最優秀層ではなかったですが、「もっといい仕事があるはず!」と思う一心で懸命に探した結果、今の仕事に巡り会えました。

 誤解がないように言っておきたいですが、コンサルは大変素晴らしい仕事です。筆者自身は、新卒でこの業界に入ったことはとっても正しい選択肢だと思っていますし、それなりに長く働いたことはを一生の財産だと思っています。ですので、コンサルのことを悪く言うつもりは一切ありません。これからコンサルになりたい人には是非なって頂きたいですし、まだまだ続けたい人には是非続けて頂いて、楽しんで頂きたいですし、ただ、辞めたくなった場合に、世の中に選択肢がたーくさんあることをわかって頂きたいだけです。

 では、コンサルを卒業しなくなったとき、素敵な仕事と出会う方法を私自身の経験も踏まえて、具体的にご紹介します。

転職で時給UPは超簡単、年収UPもチャンスがたくさん

コンサルの給料は時給換算すると、そもそも低すぎる 

 時給UPが超簡単というのは、そもそもコンサルの給料(特にマネージャー以下)を時給換算すると、びっくりするぐらい低いからです。ここで具体的な計算はここで省略しますが、平均して1日12時間以上働き、土日も自宅作業で仕事に捧げることを考えると、割に合わないと言われても納得せざるをえません。

 コンサルは仕事が大変な割りに、時給換算するとそれほど高くないですが、筆者がそれでもコンサルを割と長く続けていたのは、とても早いスピードで成長できるからです。つまり、「学費を払って勉強させてもらう」というスタンスでした。ある程度ノウハウを習得できて、成長スピードが鈍化してきたら、コンサルという苦行をやめ、より高い給料・短い労働時間・高い達成感を提供してくれる企業・ポジションに移りたい、と心の中で決めていました。

年収UPでの転職もチャンスがたくさん 

 コンサルの年収は、このような相場でしょうか。

  • 20代前半〜20代後半、アナリスト&コンサルタント、500万〜700万程度
  • 20代後半〜30代前半、シニアコンサルタント、800万〜900万程度
  • 30代前半〜40代前半、マネージャー、1000万〜1400万程度

 世間一般からすると高い水準ですが、他業界でこの年収を得られない、ということは絶対ありません。商社マン、外資系証券アナリスト、ファンドマネージャー、ベンチャーの事業部長、転職エージェントのキャリアアドバイザー、保険や不動産の優秀な営業マン、MR、大学教授 などなど、みんなコンサル並み&それ以上の年収を得ています。

 ちなみに、一例にすぎませんが、筆者が現在勤めている外資系メーカーでは、戦略部門とマーケティング部門において、管理職でなくても、しっかり専門性を持って、担当領域の仕事を回せるような人なら、年収1000万のケースが多々あります。管理職になったら、更に年収UPになります。また、筆者が転職活動をしている中、優秀な人材を高い年収で迎えたい日系企業もそれなりにありました(大手衣料品企業、大手ネットサービス企業など)

 しかも、コンサルの年収は、月間100時間以上の残業代込みであることを忘れてはいけません。コンサル並みに労働時間が長い仕事は、そんなに多くありません。

 以上説明しました通り、コンサルは年収で見ればそれなりに高いですが、時給換算すると思っているほど高くないです。それに、その年収はコンサルでないと得られないことは絶対にありません。

事業会社はコンサルと異なるやり甲斐がある

 コンサルには真面目な方が多く、現職のワークライフバランスといった環境への不満があっても、「自身の成長につながるなら仕方ない」と諦めてしまうケースが多いです。筆者もコンサルをやっていましたので、「コンサルは事業会社を見下しがち」ということをひしひしと感じます。

 コンサルが事業会社への転職に踏み切れない理由は、このようなことが挙げられます:

  • 事業会社は優秀な人が少なさそうで、同僚からの学びが少なくなりそう
  • 事業会社は社内政治が複雑そうで、物事の本質への追求が減りそう
  • 事業会社は異動が少なく、成長スピードが劣りそう

 このような心配があることは、確かに理解できます。筆者も実際そうでした。しかし、今の仕事へ転職してみて、全てが杞憂だったことがわかりました。事業会社は事業会社なりに、仕事に大きなやり甲斐があり、自身の成長をとても感じられる環境です。

事業会社では、本当の結果を出すことが求められる

 コンサルは「アイデアを出して終わり」という性格を持っています。例えば、新規事業企画のプロジェクトなら、このような流れで進めるでしょう:

  • クライアント企業は中期計画に沿って、◯◯分野で新規事業を創出したい
  • 最近はこういった新技術がある
  • 競合他社は最近このような事業を立ち上げている
  • クライアントの既存事業&技術を考えて、こういった種類の新規事業がフィットしそう
  • その事業を進めるなら、◯◯金額の投資が必要で、5年間で◯◯金額の利益が出る想定

 このようにアイデアを出したら、コンサルは撤収するが、事業会社の中にいる責任者が事業の推進しなければならない。

  • 初期投資が大きい場合、社内で事業の価値を認めてもらい、予算をしっかり確保できなければはじまりません
  • 新規事業が既存事業とカニバリしてしまうこともあり、反対されてしまわないように、円滑に推進していく政治力が必要
  • 技術の可用性アセスメントに、自部署に専門性がなければ、他部署に協力してもらう人脈とコミュニケーション能力が必要
  • 事業から利益が出るかどうかは一目瞭然で、成果のごまかしが効かない

 コンサルにありがちですが、筆者はコンサル時代、最終報告書を綺麗にまとめられたら、満足して撤収していました。提案したものがうまくいくかどうかは、正直わかりません。事業会社に移った今、新しいことをやるとき、提案から実行結果までわかります。実行結果を踏まえて、さらに改善することもできます。今の方が、ビジネス人として本当の成長をしているような気がします。

多様な人間をまとめるリーダーシップが求められる

 コンサル会社から離れてはじめて見えたのは、コンサルがいかに「均質的な人間」の集まりだったかということです。高学歴、高いやる気とプロフェッショナリズム、ロジカルで物事を捉えようとしている人間ばかりで、チームも小さいので、コミュニケーションがとても楽でした。

 一方、事業会社はリアルな社会で、いろんな人間の集まりで。家族団欒を重視して、昇進しなくていいので、毎日定時に帰りたい人もいますし、美しい資料で説明しても動かないが、義理と人情で訴えるとびっくりするぐらいやる気が出る人もいますし、、、本当にいろいろです。

 大きな仕事をやり遂げるために、一人では決してできず、多様な人間をうまくまとめなければなりません。事業会社で成果を出すことは、個々人のスタイルに合わせたコミュニケーション力と、高いリーダーシップが求められます。

年収が高いポジションほど、人間も優秀

 経済学原理に基づくと、給料と正比例に優秀な人間が集まるはずです。筆者の肌感覚としてもそうです。ですので、転職で提示された年収から、同僚のレベルをある程度わかります。

 ただ、コンサルと事業会社では、求めている「優秀さ」が異なることを忘れてはいけません。ロジカル思考・資料作り・プレゼン能力はコンサルとして欠かせない一方、事業会社はより実行力と総合力の優秀さを求めます。

理想的な転職の実現方法

 ここまで長々と書きましたが、では、素敵な転職は具体的にどうすれば実現できるでしょうか?

常に最新求人情報をウォッチングすること

 能力以上に、タイミングが大事です。コンサル業界は流動性が高く、年がら年中中途入社を募集しているので、実感が薄いでしょうが、事業会社が募集するのは、欠員が出たときと、組織拡大するときといった限られたタイミングです。

 良い求人は早く埋まってしまいますので、日頃のウォッチングが大切です。転職エージェントに登録して、定期的にキャリアアドバイザーと面談することで、最新の求人情報を仕入れるようにしましょう。

積極的に業界研究と情報収集をすること

 そもそもどんな企業、どんな仕事があるのかがわからなければ、やりたい仕事も見つけにくいです。積極的に業界研究と情報収集をしましょう。下記のようなことをやっておけばいいでしょう:

  • 転職エージェントから情報を仕入れる
  • クライアント企業の中で、そのような職種があるかを観察して見る
  • 転職した人から、話を聞いてみる

 どれも難しいことではないですが、日頃アンテナを立てておくことが大切です。

求められる能力を把握して、その経験を積むことを怠らない

 いきなり転職しようとすると、求められている能力や経験が全て揃っていない可能性があります。興味がある仕事があれば、求人票の内容を確認して、足りない能力と経験を積むようにしましょう。コンサルにいれば、チャンスはたくさんあるはずです。

繰り返しですが、コンサルは大変素晴らしい仕事です

 誤解のないように繰り返しますが、コンサルは大変素晴らしい仕事です。筆者は転職した今でも、新卒でこの業界に入ったこと、それなりに長く働いたことを誇らしく思い、一生の財産だと思っています。ビジネスにおいては、他業界では不可能というほど、広い世界を見せてもらいました。

 普段は激務ですが、まとまった休みも取りやすくて、給料も良かったので、海外旅行にたくさん行けました(笑)それから、経費を使って、自分の給料では行けないようなお店で美味しいご飯をたくさん食させてもらいました(笑)

 ですので、コンサルをやるのも、辞めるのも、自分自身が納得できれば、何の問題がありません。ただ、地球が回ると同じように、人間の考えも変わるものです。今この瞬間に大好きな仕事でも、上司が変わった、社長が変わって経営方針が変わった、世の中の経済状況が変わった等で、そんなに好きじゃなくなる可能性だってあります。

 人生何が起きるかわからないものですので、いつかの転職に備えて、世の中の動きを意識するのも悪くないと思います。

最後に

 ここまで読んでくれて、ありがとうございます。長くなってしまいましたが、皆さんが生き生きと働けることをお祈いたします!

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