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結婚後の転職は不利かも! 20,30代女性は転職タイミングに要注意

 社会人3〜5年目は、転職に最も良いタイミングと言われています。一方、大学から卒業して3〜5年、つまり20代後半は、結婚を意識し始める時期でもあります。

 女性が当たり前のように仕事をして、男性に負けない年収を得ているケースも多い今の時代でも、正直なところ、企業側の「男性の結婚」と「女性の結婚」への捉え方がまだまだ大きく違うのが現実です。

 男性が結婚する場合、「家族を養う責任が増え、ますます仕事を頑張る」とポジティブに捉えられることが多いです。

 一方、女性が結婚する場合、「家事の負担が多くなり、仕事に使える時間が減ってしまう」「妊娠・出産で仕事ができなくなる時期ができてしまう」「産休復帰後も子供の世話で、残業ができない」とネガティブに捉えられることも少なくないでしょう。

 この不公平な社会環境を変えていかなければならないですが、今現在、結婚したい!転職もしたい!と思っている女性は、現状をきちんと認識した上で、いかに損しない動き方をするかを考えるのが賢明です。

 結婚も転職も、人生の中で重要な節目です。結婚前後の女性が転職を成功させてためのポイントを解説していきます。

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「結婚前後の女性は転職市場で不利」は本当?

 残念ながら、本当です。
 だから、企業が結婚前後の女性の採用に慎重になる理由を理解した上で、対策が必要です。

企業が結婚前後の女性の採用に慎重になる理由

◇ 結婚後は家庭優先で、残業が多くできない可能性があ

 責任がある仕事は、どうしても残業しなければならないときがある、土日対応が必要な場合あります。子供の送り迎えで一切残業できない、土日出勤ができないと、責任がある仕事を任せられないと企業が考えます。

◇ 妊娠・出産のため、長期休暇に入る可能性がある

 せっかく仕事を覚えて、戦力として期待されているのに、妊娠・出産で長期休暇に入ったら、また新人をゼロからトレーニングする、場合によっては、採用することになってしまいます。その分、企業側で手間もお金もかかってしまいます。

 妊娠中は、本人がちゃんと働くつもりでも、企業としては、本人の体調を考えて、重い仕事を任せらない、残業をさせてはいけないと思うこともあるでしょう。妊娠と産休を合わせると、2年ぐらい非戦力の時期ができてしまうと企業は考えます。出産を機に仕事をやめてしまう人もいるので、企業側は仕事の配分に困ります。

結婚を理由に不採用するのは法律違反では?

◇ 不採用の理由はいくらでもある

 結婚を理由に不採用にするのは、法律面からしても、企業の評判の面からしても、好ましいことではないのは言うまでもありません。ただ、不採用の理由はいくらでもあり、「経験・スキル不足」「社風と合わない」といった一般的な理由にしてしまえば、応募者も文句が言えません。そもそも、不採用の理由を答えない企業も多いです。

◇ 企業から直接ではなく、転職エージェント経由で伝えられる

 直接応募ではなく、転職エージェントを使って転職活動をする方も多いはずです。その場合、企業は転職エージェントを経由して、応募者の婚姻状況を尋ねる場合が多いです。言いにくいことを代わりに伝えるのも、転職エージェントの大きな役割の一つですから。

 筆者の知り合いの実話を挙げましょう。30代前半・既婚・子供なしで、英語ネイティブ、専門資格も持っている大変優秀な女性です。その優秀さゆえに、転職で順調に最終面接まで進みました。そこで、転職エージェントから連絡があり、「企業側はあなたがいつ子供を産むかを気にしているようです」と言われました。幸い、その知り合いは今すぐに子供がほしいというわけではなく、最終面接でその点を企業に伝え、無事採用されました。こういった実例を踏まえ、企業側は既婚女性の採用に慎重ということを理解して頂けるかと思います。

結婚前・結婚後に転職するメリット・デメリット比較

結婚前に転職する場合

メリット デメリット
  • 企業側から、既婚女性ゆえの心配をされず、キャリアと年収を維持・改善する転職がしやすい

  • 子供を産むまでの時間が長いため、新しい職場で仕事を覚える期間が長く、産後の復帰がしやすい

 

 

 

  • 結婚のベストタイミングを逃すリスクがある(転職だけでなく、結婚もタイミングですよね)

  • 転職後、新しい仕事に慣れるまでしばらく忙しい時期があり、すぐに結婚式準備や引っ越し等の大きなイベントができない場合がある

  • 結婚後、新居の場所によっては、会社への通勤が大変になる可能性がある

  • 新しい職場で改姓の手続きが必要

結婚後に転職する場合

メリット デメリット
  • 心に余裕を持って、結婚式準備と引っ越しなどの新婚イベントができる

  • 結婚関連のイベントが終わり、転職活動に使える時間が多い

  • 結婚後、新居の場所や夫婦の生活スタイルを踏まえた仕事を探すことが可能

  • 新しい職場で改姓の手続きが不要






  • 嫌な仕事であっても、結婚の一連のイベントが終わるまで我慢しなければならない

  • 企業側から「既婚女性」と見なされ、仕事より家庭優先のイメージがついてしま李、キャリと年収を維持する転職ができないリスクがある

  • 一度年収ダウンしてしまうと、将来の転職でも取り戻すことが困難。また、一度派遣になってしまうと、正社員に戻ることもハードルが高い

  • 転職後すぐに妊娠すると、新しい職場で居場所を作る前に産休に入ってしまい、復帰の際に苦労する

結婚前後女性の転職、面接で気をつけたいポイントまとめ

応募企業が結婚・出産へ理解がある確認をしてから、転職しましょう

 結婚は女性にとって、人生の大きな節目で、結婚後はライフスタイルが大きく変わることを意識しましょう。独身時代より家事の負担が大きくなるケースが多いですし、出産後はライフスタイルが更に変化します。なので、ライフスタイルが変化することを視野に入れて、結婚・出産へ理解がある会社へ転職することを検討しましょう。

長く働く意思、仕事へのやる気を伝えること

 企業側は女性の婚姻状況を気にするとお伝えしましたが、本当に重視するのは「結婚しているかどうか、子供がいるかどうか」ではなく、「この人はちゃんと仕事をしてくれますか?」ということです。ですので、長く働く意思、自身の能力・経験が企業に役に立つこと、仕事へのやる気をきちんと伝えるようにしましょう。

 無理に子供を作るタイミングまで変える必要はありませんが、すぐに子供が欲しいわけではない場合は、それも面接で伝えるようにしましょう。

結婚後も働きやすい転職先の選び方

 下記5つのポイントを確認して、結婚後も働きやすい会社か否かをチェックしましょう。

既婚女性の割合

 面接で直接確認するようにしましょう。既婚女性が多い場合は、基本的に結婚後も働きやすいと思っていいでしょう。リアルな状況を知りたい場合、産休育休経験者や時短勤務経験者と直接会いたいリクエストする手もあります。本当に女性のライフステージを配慮している会社であれば、こういったリクエストに応じるでしょう。

産休育休の取得実績

 産休育休制度はどの会社にもありますが、実際に機能しているかどうかは要チェックです。大企業は基本的に心配ないですが、中小レベルの企業やベンチャー企業は念入りにチェックした方が良さそうです。

 Vorkers等の企業口コミサイトでチェックできます。転職エージェントを使っている場合、キャリアアドバイザーから情報を入手することも可能です。

時短勤務制度の有無

 基本的に求人票に記載があります。転職エージェントを使っている場合、キャリアアドバイザーへ確認することも可能です。

残業・休日出勤

 Vorkers等の企業口コミサイトでチェックできます。また、面接時にも確認しましょう。

出張

 現職で出張がほぼない方が見逃しやすいですが、出張の有無・頻度は家庭生活に大きな影響を与えます。出張する間はパートナーのみで育児することになりますし、また、出張が多すぎると夫婦の仲まで影響することがあります

 求人票での確認と、面接でも確認しましょう。子供が小さい理由などで出張ができない場合、きちんと企業側へ伝えることで、入職後のトラブル防止にもつながります。

結婚・出産後も、キャリアアップを目指しましょう

結婚・出産後も、責任をきちんと果たす仕事人でいましょう

 結婚・出産後は、確かに仕事だけの生活スタイルではなくなりますが、家庭だけを優先して、仕事が適当になるのはやめたほうがいいです。

 会社はあなたに仕事をしてもらうために給料を支払っていますので、「家庭があるから」「子供がいるから」は、自分に任された仕事を適当にやり過ごす理由になりません。

 この経済状況が不安定な時代では、終身雇用・年功序列はすでに崩壊し始め、価値がある人間だけが会社で生き残るように変わります。仕事のために家庭を犠牲にする必要までありませんが、自分は一人の「仕事人」であることを忘れてはいけません。

既婚女性こそ、資格・技術を身につけましょう

 結婚・出産を経た女性は、時間の融通が効きにくくなってしまいます。何もしなければ、自身の転職市場での価値は下がってしまいます。しかし、何か資格・技術を身につけることができれば、市場価値が下がらずに済み、上げることも可能です。

 考えてみてください。新卒で独身の後輩がいるとしましょう。彼は毎日残業できますが、資格・技術がないため、時間をかけても、仕事は大して捗りません。また、仕事で課題やトラブルが出たとき、解決することもできません。あなたの場合は時間に縛りがあります。もし新卒の後輩と同じレベルの仕事しかできなかったら、残業できる方は有利でしょう。ただ、もしあなたに資格・技術があるなら、仕事で課題やトラブルを解決でき、会社に対して、残業では生み出せない高い価値を出せます。資格と技術はこのように、あなたを守ってくれます。

 ぜひあなたに合った資格・技術を身につけましょう。

最後に

 結婚前後の女性の転職について語ってきましたが、いかがでしたでしょうか?

 女性が結婚・出産しても、仕事を続けやすい方向に社会は間違いなく進んでいると思いますし、将来はきっと女性も男性も思うように働ける社会になっていくと思います。この過渡期に結婚と転職を迎える皆さんに、ぜひ諦めずに、良い家庭と良い転職を実現していただければと思います。

 皆さんの健闘をお祈りいたします!

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